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音楽制作に関することをメインに、他には趣味の話もぼちぼち書いているブログです。

音楽制作したい?だったら音楽理論学習より先に手を動かそう!

Annotated Bookshelf

音楽制作してみたい、そう思った人が最初に行き着くのはおそらく音楽理論書でしょう。 いい音楽を作る奏でる方法としての理論が提示されていたら、だれだってそれに飛びつきたくなります。

ですが、音楽理論だけでは音楽制作はできません。と言うよりは足りません。 音楽制作って結構やること覚えることが多いんですよね。

音楽理論書には音楽理論しか書いていない

ギターで作曲したり、ボカロでオリジナル曲を作ってみたい人向けに、きつね (id:fuchssama) さんが初心者向けの音楽理論書をまとめていました。 よくまとめられた良記事と思う一方で、なんかズレているなぁとも思った次第です。

fuchssama.hatenablog.com

確かにこの記事で紹介されている音楽理論書はどれも有名かつ有用です。 実際に私もこの記事で紹介された理論書のいくつかで音楽理論を勉強をしていましたのでわかりますが、表紙や挿絵に美少女のイラストがない点を除けば、音楽理論をガッツリ勉強したい人におすすめできる本ばかりです。

ですが、これらを「音楽ってよくわからないけど音楽制作してみたい」って人に進められるかというと、それはNOでしょう。

なぜなら、これらの音楽理論書には音楽理論しか書いていないからです。 「何を当たり前なことを言っているんだ?」と思うかもしれませんが、これって見落としがちな重要な事なんですよ。

音楽制作はやることが多すぎる

このご時世、音楽制作をしてみたいなぁって思い立つような人が目指す音楽はポピュラー音楽、そしてそれをいろんな人に聞いてもらいたいと思っていることでしょう。 クラシック音楽を作りたいという人もいるでしょうけど、そういう人たちは幼少から音楽教育を受けているために音楽理論だけで音楽制作はできないことはわかっているでしょうし、第一このブログを見ていることもないでしょう。

ということで、ポピュラー音楽の音楽制作でやるべきことをざっくりと表にまとめてみました。

プロセス名 概要
作詞 歌詞を作る
作曲 メロディやベース、コードで曲を形作る
編曲 作詞&作曲した曲をより良いものに味付する
レコーディング 各パートを録音する
ミキシング 各パートの音量や音が鳴る位置を調整したり、余分な音を除いたりする
マスタリング 制作した音楽を配信に適したものにする
配信 マスタリングまで済んだ音楽を様々な形でリスナーに届ける

この中で音楽理論書の音楽理論がカバーしているのは作曲編曲のみです。 おおまかに分けた7つの項目のうち、2つしかカバーしてないですね。

それに作曲編曲するにしても、イマドキはコンピューターを使ってやるのが当たり前になっていますが、音楽理論書はパソコンの教本じゃないのでコンピューターの使い方なんてもちろん書いていません。

まずは音楽制作に手を付けてみる

音楽制作をしたいなら、音楽理論に手を付ける前に制作に手を付けるべきです。 そもそも制作がゴールなのに、スタートした途端に横道にそれるのもおかしな話ですよ。

そうはいっても、「音楽ってよくわからないけど音楽制作してみたい」って人は、何に手を付けていいのかわからないですよね。 だからこそ最初から音楽理論に手を出してしまうんですけど。

音楽制作の第一歩、それは制作環境に触れてみることです。 イマドキならMac/PCで動作するDAWが一般的ですね。

DAWのことはネット上にもたくさん情報があります。しかも無料! その中でも「SLEEP FREAKS」さんはYouTubeにDAW解説動画をたくさんアップロードしており、初心者から上級者まで末永く付き合うことになるでしょう。

www.youtube.com

それと、DAWに付属しているチュートリアルやデモプロジェクトを眺めたり、いじってみたりするのもDAW学習に大いに効果があります。 特にAbleton Liveのチュートリアルはわかりやすく、買った1週間後にはだいたい使いこなせるようになるほどです。

そして、制作環境に慣れてきたら実際に音楽制作をしてみることです。

どんなふうに音を並べればいいかわからない。
メロディなんて急に思い浮かんでこない。

ご心配なく。最初はだれだってそうです。私だってそうでした。

でも、制作環境をいじっているうちにふと出会う「いい感じの音」というのはあるんじゃないでしょうか。 それも1つだけでなくいくつかは。

それらを「いい感じ」に並べていくのもまた音楽制作です。 そしてそれは10秒ほどの短いものでも構いません。 短くても音楽制作をしたことには変わりませんからね。

最初のうちはこんな感じで音楽制作を進めることになりますが、そのうちこんなんじゃ満足できない、もっとクオリティを上げたいと欲が出てきます。 そうなったとき、初めて音楽理論に手を出すべきだと私は思います。

そうは言っても本は読んでおきたい方へ

本記事のことは私の個人的な意見ですので、納得出来ない方もいるでしょう。 また、多少は本記事をよく思っていただいた方でも、やっぱし何か本を読んで勉強しておきたいと考える方もいるでしょうね。

そんな方々は「作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話」を読めばいいんじゃないかと思います。わりとマジで。

「作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話」はタイトルのとおり音楽制作初心者が2週間で音楽制作できるようになるまでのサクセスストーリーが書かれていますが、その手法も理論よりも実践に重きを置かれています。 正直、本記事に書いてあることをより詳しく具体的に書いてある気もして、本記事の存在意義を問われるんじゃと思ってしまう。そんな良書だと思います。

それではよき音楽制作ライフを。