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音楽制作に関することをメインに、他には趣味の話もぼちぼち書いているブログです。

Ableton Meetup Tokyo Vol.13に参加してきました

去る2017年6月16日、渋谷区恵比寿の「Time Out Cafe」で開催された「Ableton Meetup Tokyo Vol.13」にお邪魔してきました。

Ableton Meetup Tokyoには前回も参加しましたが、今回も講演はもちろん幕間の時間で色々なミュージシャンと交流できて楽しい時間を過ごせました。

今回のテーマは「Soundscape of Summer Special」

Ableton Meetup Tokyo(以下AMT)はAbleton Liveユーザーのコミュニティーイベントです。
詳しくは前回の記事を参照してください。

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今回のプログラムは以下の項に挙げる通りです。
テーマは「Soundscape of Summer Special」、つまり夏らしい音楽を作ることです。
また、前回よりも制作技法に踏み込んだプレゼンになっておりました。

ビーチに合うサウンドを作る

トップバッター、Koyasさんのプレゼンは「ビーチに合うサウンドを作る」というもの。

ただ、一言にビーチのサウンドといっても人によって捉え方は変わってきます。
今回は「40代のアダルトな雰囲気のビーチ」に焦点を当て、やや落ち着いたサウンドを作っていました。

テーマが決まったら曲を作り上げていくのですが、Koyasさんはプレゼン中の短時間の間にテーマに沿った音色を選んだりシンセサイザーで作成したりします。
そうやってアレヨアレヨと言う間に夏らしい曲ができていく。
さらに、前回のAMTの森谷 諭さんによるプレゼンの「8小節から先の世界」で紹介された「曲の展開が変わる部分でパーツを抜く」テクニックを応用する場面も。

やっぱり音楽制作もテクニックの取り入れも、何事もスピード感が大事ということですね。

また、このプレゼン中にKoyasさんはAbleton Push 2を利用して制作を進めていました。

プレゼン終了後の質問タイムではPush 2のようなパッドでも鍵盤のように音階を打ち込めるかについての質問が出てきました。
これに対しKoyasさんは特に問題なく打ち込みできると言う回答でした。
私もPush 2を使っていますが、普通に音階を打ち込むこともできますし、むしろ鍵盤より便利とさえ思ってます。

Push 2に対する私の考察については以下を参照ください。

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夏いDUBの作り方

続いては山頂瞑想茶屋による「夏いDUBの作り方」というプレゼン。
さんそうめいそうちゃや・・・すごく噛みそうです。

肝心のプレゼン内容はかなり実践的な内容で、ほぼほぼ手の内を公開しているのではないかと言うものでした。
それだけ一つ一つの音に対する作り込みが半端じゃなかったです。

特にLive Suite に付属する「Corpus」というハーモナイザーを駆使してサブベースを補強したり、Max for LiveのLFOをエフェクトのパラメータにアサインして音色に揺らぎを与えたりと、明日からの制作の参考になるテクニックが満載でした。
またプレゼン中で「男はモノラル」と、モノラルサウンドが持つ魅力を語っていた部分は印象に残りました。
私は製作中にはステレオモノラルに関して特にこだわりを持っているわけではなかったので、目からウロコのことばかりでした。

Talk Session「夏のサウンドを語りあう」

AMTの最後のプログラムはトークセッション。
CD HATAさんを司会に、shiba@FreedomSunsetさんと齋藤久師さん登壇して夏のサウンドについてのトークセッションを繰り広げると言うものでした。

なんというか・・・濃かったですね。
原液をさらに濃縮したカルピスを飲んでいるような。

shibaさんの話のキモは「自分らしい音楽」を求めると言うもの。
たとえそれが下手だったとしても、いやむしろそれが自分らしさになると言う姿勢で音楽をやっていることこそが、今の自分につながっているのだそうです。
ただ、こういう話題の中でマイルス・デイビスの名前が出てくきたり、いろいろぶっちゃけてしまったりすることに危険な香りがしました(笑)

齋藤久師さんはモジュラーラックやシンセサイザーを持ち込んで、それらから夏らしいサウンドを出しながらのトークでした。
会場のスピーカーからはパワフルな音が流れ、なんというかそれだけでモジュラーシンセが欲しくなる説得力のある音でした。

上の写真は齋藤久師さんが持参したモジュラーラック。
齋藤さん曰く、アナログとデジタルにはもう垣根はないとのこと。
事実、ラックのモジュールにもアナログ製品とデジタル製品が混在していました。
齋藤さんといえばRolandのAIRAシリーズに関わっていたことのある人ですが、その開発途上で色々心境変化があったのかもしれませんね。

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AMTよいとこ一度はおいで

今回のAMTも行ってよかったです。
勉強会のような堅苦しい雰囲気はなく何かとフレンドリーですので、ぜひ一度は赴いてみることをお勧めします。
話の中心はLiveを使った制作についてですが、それでもLogicやCubaseなどの他のDAWを使っている方でも参考になることは間違いないです。
いや、これを期にLiveを制作に導入してみるのもいいかも。

さて、次回のAMTは2017年8月11日に開催されます。お盆です。
人によっては行きづらい時期かもしれませんが、逆にお盆だからこそ東京による人もいるでしょうし、そう行った人はTime Out Cafeまで足を運んでみるのもいいでしょう。