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音楽制作に関することをメインに、他には趣味の話もぼちぼち書いているブログです。

今も昔もJASRACを叩き続けてる人の目的を知りたい

JASRAC

何か動きがあるたびに囲んで棒で叩かれるJASRAC。
そうでなくとも日々「カスラック」と蔑まれるJASRAC。

そうやってJASRACを非難する人達は音楽をJASRACの魔の手から解放しようとする正義感でもって行動してるみたいですが、彼らの意見はもはや難癖レベルと言っていいです。
一体何が彼らをそうまで駆り立てるのでしょうか?

音楽を作る側として、いつかはJASRACにお世話になるかもしれない身としては、JASRACのような存在はありがたいと思っています。
そんなJASRACをブッ潰さんとする人達、私は彼らの真意が知りたいです。

JASRACがなければ音楽は滅びるよ

JASRACが音楽を滅ぼすなんて陰謀論じみた主張を続けている人もいるんですよね。
しかも、ねずみ算式に増えているときたものです。

私が思うにJASRACがなければ音楽文化は確実に滅びます。
皮肉にもJASRACを非難する人たちがお題目のように唱えているJASRACによる音楽衰退論の世界は、現実にはJASRACのような音楽著作権管理団体があるからこそ起こらずに済んでいます。

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ですが、JASRACが自分たちの活動を一生懸命広報したとしても、JASRACを批判する輩の耳には届かないでしょうね。
なにせ彼らはJASRACを完全敵視しているが故に、JASRAC側が何を言ったとしても彼らは嘘だ欺瞞だと罵って最初から聞く耳を持ってませんから。
ちょっと調べたり、ちょっと頭を冷やして考えればすぐにでもわかることでも、人間というものは自分の知りたいことしか知ろうとしませんし、考えたいことしか考えないものです。

「音楽文化を守れ」と言いつつ音楽文化を衰退を目指す人達

JASRAC、またはJASRACのような団体がない世界、それは音楽や音楽に携わる人たちにとってのディストピアに他ならないでしょう。

音楽の録音や楽譜のコピーが難しかった時代ならJASRACのような管理団体の出る幕はなかったでしょう。
ですが、今や録音やコピーなんて簡単にできてしまう時代、管理するものがいなければ音楽は盗まれ放題なので音楽は仕事になんてなり得ません。
そんな中では音楽に積極的に携わる人はいなくなる、つまり音楽という文化が衰退の一途を辿ることになるでしょう。

音楽は農作物と同じで、まめに田んぼや畑に手を入れなければ作物が育つ土壌になりませんし、しかるべき時期に収穫しなければおいしい作物を手に入れることはできません。
また、作物を食い荒らす害獣や作物を盗む泥棒は追いはらわねばなりません。
音楽を生み出すミュージシャンを作物を育てる農夫とするなら、JASRACは農場の施設を整えたり農場を守ったりする管理者と言ったところでしょうか。
どちらが欠けても実りを得ることはできませんね。

そう考えると、JASRACの存在することで都合が悪くなるのは音楽を盗み放題したい人音楽文化を滅ぼしたい人ってことになりますね。
えっ、そうじゃない?ならなぜにJASRACを非難してるんでしょう?

JASRACに過度な期待をしすぎでは?

たしかにJASRACにはやりすぎな部分や不明瞭な部分はあるかもしれません。
ですが、これほど大きな音楽産業の著作権管理を全くそつなく完璧に遂行するなんて土台無理な話ってものです。
良かれと思ってやったことも誰かの不都合になるなんてことは音楽の著作権管理に限ったことではありません。

ネットではJASRACに関する「伝説」を散見します。

例えば、Webに公開したオリジナル曲や著作権の切れた雅楽に対する請求。
字面だけをみると北斗の拳のモヒカンのような行いですが、これにしても最初は事実確認の問い合わせからスタートしてるんじゃないでしょうか。
JASRACは全知全能の神じゃないので、事情がはっきりしないことに対しては調査しないといけない、その調査の一環として当事者へお伺いを立てただけのように見えます。
アンチJASRACの人たちはそういった事実の一部分だけを切り取り、あたかもJASRACが極悪非道の悪鬼のように仕立て上げているとしか思えません。

そして今回の音楽教室に対しての楽曲使用料徴収にしても、楽曲を教材として利用して収益を上げている音楽教室に対してのものであり、音楽教室の生徒から使用料を巻き上げるものではないでしょう。
むしろ、なぜ今まで徴収していなかったかの方が不思議です。
こういうところも細かい部分にまで手が回っていない証左なのでしょうが。

音楽教室から使用料徴収へ JASRACが方針決定 | NHKニュース

時代とともに巨大化し、複雑化し、そして今尚変化し続けている音楽のシーン。
JASRACがそれに追従し、時代にあったルール作りをするのも並大抵の大変さではないでしょう。
時には時代錯誤のおかしな判断をしてしまうこともあるでしょう。
それでもなお、音楽と音楽に携わる人を守るべく奮闘するJASRACのことを、私は今後も温かい目で見守っていきたい所存です。