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KORG Gadget for Macって正直どうなん?

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2017年1月19日から開催されるNAMMに先駆け、KORGが「Gadget for Mac」を発表しました。

iOSからMacへ。オールインワン音楽制作ソフトウェアKORG GadgetがついにMacで登場します。 | News | KORG

なんというサプライズ・・・と手放しに喜びたいところですが、いくらiPhone/iPadで実績のあるGadgetとはいえMacでも活躍できるかと言うと微妙なところだと思います。

iPhone/iPadの定番DAW

KORG Gadgetといえば、iPhone/iPadの定番DAWですね。

KORG Gadget

KORG Gadget

  • KORG INC.
  • ミュージック
  • ¥4,800

シンセサイザーを中心とした様々な楽器を備えた、ダンスミュージックに特化したDAWです。
また、その使い勝手には定評があります。

本ブログでも過去にiPadのGadgetに触れていたり、Gadgetで作曲した音楽を取り上げています。

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iPhone/iPadで作曲したいなら是が非でもGadgetを買っておくべき、そこまでオススメできるDAWです。

Macでも通用するのか?

ですが、それらはiPhone/iPadでの話。
iPhone/iPadで便利だったGadgetがMacでも同じように扱えるかと言うと話が違います。

まず、Macのディスプレイはタッチパネルではありません。
iPhone/iPadとは違います。
Gadgetの利便性はタッチパネル搭載のiPhone/iPadでの操作に特化してるものなので、マウスやトラックパッドで操作するMacだと勝手が違います。
Mac版では画面を4分割し、画面切り替えなしに操作できるようですが、果たしてそれが吉と出るか凶と出るか。

次に、Macには強力なライバルが多いです。
Logic、Cubase、Live・・・すでにMacのDAW市場に入り込む隙間はありません。
ただ、Gadgetの立ち位置としてはそれらを置き換えるのではなく補填する位置づけなので、先のDAWとは競合しないのかもしれませんが、それでもReason、Maschine、Geistなどあたりとは戦わなければならないでしょう。

また、Gadget for Macを購入すると、Gadgetに搭載されている楽器を他のDAWのプラグインとして使える「Gadget Plug-in Collection」が付属するので、それ目当てに購入する人もいるかもしれません。
しかし、その道もすでに拓かれている道です。
本物と聞き間違わんばかりのリアル音源や変幻自在の音を繰り出すシンセサイザー、そういったプラグインは枚挙にいとまがありません。

あれ、これって積んでない?

2本目の矢に期待

発表した端からやたらネガティブな意見ばかり言っていますが、ちょっと待ってください。
Gadget for Macはまだ情報をチラ見せしたに過ぎないのですよ。
ということは、まだGadget for Macには期待する余地が残されているわけです。

例えば、iPhone/iPadとMacのGadget同士の連携。
今まではiPhone/iPadのGadgetからMacへ作業を移すにはWavデータでエクスポートするかAbleton Liveのプロジェクト形式に変換する必要がありました。
これがMac版Gadgetとの連携だったら、iPhone/iPadで作ったプロジェクトをそのままMacに移すことはもちろん、Macで作り込んだプロジェクトをiPhone/iPadに送り返すなんてこともできるようになるかもしれません。
iCloudやAirDropを使えばそれが可能でしょう。

それと気になるのがGadget for Macの値段。
全部込み込みで1万円ポッキリとかだったら、上項で挙げたMacでのライバルを払いのけることも容易いでしょう。

あとは追加プリセット。
Gadgetの音作りは直感的にできるとはいえ、新しいプリセットが既存の楽器に別の可能性を示してくれることもあるので期待したいところです。

と言うわけで、KORG Gadget for Macの正式発表に期待しましょう。