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音楽制作に関することをメインに、他には趣味の話もぼちぼち書いているブログです。

わたしの、最高の友達 Elektron Octatrack

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ミュージシャンは自分の理想とする制作環境を追い求めるものです。
そのためならいくら散財してもかまわないと言う覚悟で、日々食費を削りつつ爪に灯をともす生活を送り、機材購入費用を捻出しています。

そんな生活の中で私はElektron Octatrackと出会いました。
今ではOctatrackなしに音楽制作が捗らなくなるほどには最高の友となりました。

機材の売り買いは危険信号だが役に立つ

ミュージシャンでありブロガーでもあるANDY (id:Andy_Hiroyuki)さんは下記事にて機材を頻繁に売り買いするミュージシャンに警鐘を鳴らしています。

andy-hiroyuki.hatenablog.com

確かに、機材をしっかりと使い込まずにちょっと触っただけで使えないと判断し、すぐに機材を売りに出したり新しい機材に手を出したりしていては、時間やお金を浪費するだけでちっとも音楽制作なんてできません。
かく言う私もいろんな機材に手を出しては売って買っての繰り返しで、上の記事のような危険信号が常時点灯していたものです。
その姿はミュージシャンというより完全にコレクターでしたね。

そんなことは十も承知、それでも止められないのが人間のサガというものです。
いくつもの機材を売り買いしつつ、自分の中にある理想の制作環境、具体的には電源ONで即座に制作開始できて、トラックの作り込みからミックスまで一気にこなせる、そんな都合のよい機材を求めていました。

そんな宛のない探求の末に見つけた最後に残った道しるべこそがElektron Octatrackでした。

改めて、Octatrackとは

そうして出会ったOctatrackは私にとってのよき友となりました。
制作に行き詰まった時、何もかもが思い通りにならない時、そんな時でもOctatrackは私を助けてくれました。

ここまで私がベタ褒めするOctatrackはどんな機材なのでしょうか。

Octatrackはサンプラー、それも「ダイナミックパフォーマンスサンプラー」と名乗るほどのサンプラーなので、AKAI MPCなどのメジャーなそれらとは一味違うサンプラーです。
Octatrackについては本ブログでも以前に取り上げていますので、よければこちらもご覧ください。

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このOctatrackは機能が豊富なために扱いが難しく、人を選びます。
Octatrackを買ったミュージシャンの多くは、その曲者っぷりにOctatrackを持て余してしまうのが現状です。

ですが、Octatrackは私が思い描いていた理想の機材そのものでした。

電源ONですぐに音楽制作

Octatrackは音楽制作専用マシンということで、MacやPCなんかよりもとにかく起動が早いです。
電源を入れた後、デスクに腰掛けてヘッドフォンを装着した頃には、音楽制作ができる状態になっています。

これがMacやPCだと、音楽制作用アプリケーションを起動するまでに1分ほど待たされる羽目になります。

素早いオペレーション

Octatrackは様々な本体機能に素早くアクセスできます。
それがストレスのない素早い音楽制作を可能にします。

また、パラメータの調整が可能な操作子が効率的に多数配置されているのもポイントです。
このデザインに慣れてしまうと、他の機材が使いにくくなってしまうほどです。

音をしっかり作り込める

Octatrackにはガッツリ音楽制作するための機能が盛り込まれています。

音色ならば音を加工するフィルターやリバーブなどのエフェクター、音に変化を与えるLFOなど。
楽曲構成は自由自在なシーケンスを実現するソング機能。

また、Octatrackはサンプラーという機材なので用意した素材から大きく変化した音は出せないと思いきや、LFOを用いて擬似的にFMシンセシスを実現できるので、素材を聞く限りでは予想だにしない音色を生み出すことも可能です。

一台で音楽制作可能と触れ込みのある機材でも、ここまでいろんな機能がまとまっているのはOctatrack以外にありませんでした。

音楽制作以外できない

さすがにOctatrackにもできないことはあります。

例えば、音楽制作の合間にOctatrackでエッチなサイトの閲覧とかはできません。 YouTubeの動画を見ることもできません。

Octatrackは音楽制作専用マシンが故に、音楽制作にのみ集中することができます。

こうした専用機というのは機能が限られているというのも強みだと思います。
文章作成にのみ機能を絞ったポメラなんかもそうですね。

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新機種が出ても私はOctatrackを使い続けるよ

そんなOctatrackですが、発売からかなり経っているため、陳腐化している部分もあります。
また、素材や制作した楽曲などを保存しているストレージがコンパクトフラッシュのため、現在主流のSDカードよりも高くつきます。

そんなこんなで、Octatrackに変わる機材が登場したら間違いなくそれを導入するでしょう。
そんな機材は現れるなんてそうそうない、出るとしたら「Octatrack mkII」とかになりそうですが。
もしそうだったら、同時再生できるトラック数が増えるので嬉しいですね。

何はともあれ、これからもOctatrackは活躍することになるでしょう。