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ペダルを漕いでいれば何処まででもいける・・・そう思っていた時期が私にもありました。

ベースの存在意義を知るならジャズを聴くべきでしょ

音楽 音楽-考察・感想

バンドにベースは不要なのかと言われると私の答えはノーですが、ベースに馴染みのない方にとってはそうでもないのかもしれません。

ベースの音色はボーカルやギターのような目立つものではないので、ポップスのアンサンブルに混ざってしまうと分かりにくいです。

dankantakeshi.hatenablog.com

上記の記事ではロックバンド内でのベースの役割を明示されています。

そしてベースの役割を果たしている参考曲として取り上げているのがLUNA SEA 「ROSIER」です。

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確かにバンドの一体感を演出する一方で、存在感をアピールするプレイと音色がかっこいいです。

でも、ベースの可能性ってこれだけじゃないだろ、もっとアグレッシブに暴れるベースがあってもいいだろ、と思う方もいるでしょう。 特に自分がベーシストだったり、憧れのベーシストがいる方はそうかもしれませんね。

そんなベースに対する愛が溢れている方々にはジャズをオススメします。 ジャズの中のベースは添え物なんかじゃありませんし、むしろすごく目立つ存在です。

楽器がデカい

photo by Metropolico.org

ジャズのベースは見た目からして存在感があります。それはもう、存在意義を問うのがアホらしいぐらいに。

ジャズで使われるベースといえばウッドベースです。 クラシックの世界ではコントラバスと言われる楽器です。 これをクラシックでいうところのピチカート、つまり指弾きで演奏します*1

ウッドベースは人の身丈ほどある楽器なので、バンド内での存在感が無いわけがありません。 音楽は5感で楽しむものです。見た目でインパクトを与えられるベースが音楽を支えてるんだっていったら、その説得力は抜群です。

もちろん人や曲によってはエレキベースを使う場合もありますが、ウッドベースが普通のジャズの世界では逆に目立ちますね。

音域がかぶらない

photo by CaZaTo Ma

ベースは音が聞こえないためにその存在意義を問われるものですが、ジャズの中のベースは他の音に埋もれてしまうなんてことはありません。

ジャズてよく使われる楽器はトランペットやトロンボーンなどの金管楽器、サックスやフルート、クラリネットなどの木管楽器、そしてピアノやオルガンといった鍵盤楽器と、クラシック音楽で使われるような楽器が使われています。 クラシック楽器は互いの音域を邪魔しません。 そのため、バンドのアンサンブルの中でも、どの楽器もはっきりと聞こえます。 クラシック楽器は昔の音楽家達の長年の経験や研究によってこうなっているのでしょう。

なので、ベースの音も他のパートと同じようにバッチリと聞こえます。

ジャズにおけるベースの役割

ジャズバンドのアンサンブルの中だと、ベースは低い音を鳴らす楽器に過ぎません。 そのため、ベースは音楽を支えるものだという役割から解放されます。

そうすると誰が音楽を支えるのでしょうか?答えは全部のパートです。ベースにだけ音楽を支える役割を押し付けるのではなく、曲の展開に合わせて臨機応変に各々のプレイヤーが互いに支えあって曲を成立させる。それがジャズです。

ジャズのベーシスト達

ここで、ジャズのベーシストを紹介します。 どのベーシストもそれぞれの個性があり、聞き応えのあるベースを楽しめることでしょう。

ジミー・ブラントン(Jimmy Blanton)

現在のジャズのベース、というよりも現在の音楽におけるベースの役割を築きあげた人物と言っても過言ではないでしょう。

ジミー・ブラントンが登場するまではベースと言えばリズムに合わせて四分音符を刻むだけの存在でしたが、彼の登場によってベースの概念が大きく変わりました。

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ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)

ウェザーレポートのベースとして有名なジャコ・パストリアスです。こちらはエレキベースだったりジャズじゃなくてフュージョンだろって無慈悲な批判が飛んできそうですが、エレキベースもベースやし、フュージョンもジャズから派生したジャンルをジャズが取り込んだんだから実質ジャズってことでええやろ(適当)

彼もまた地味だったベースを花型楽器に仕立てあげた立役者です。 彼の曲を聴けば、ベースの存在意義を問うことが愚かだと知ることでしょう。

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エスペランサ・スポルディング(Esperanza Spalding)

過去の偉人ばかりを取り上げていてもいけません。 なぜならジャズは常に進化します。 よって、今のジャズに触れておくことも大事です。

ここではエスペランサ・スポルディングを取り上げます。

彼女はベーシストであり、ボーカリストであり、ヴァイオリニストであり・・・つまりはありとあらゆる楽器を使いこなすマルチインストゥルメンタリストです。

演奏のスタイルとしては一言で言うと「今風」です。ジャズプレイヤーの間で技量や音楽性を競い合い、理解しにくくなってしまったジャズを脱却し、観客の方を向いた心地いい演奏をしつつも、他のジャンルの良いところを貪欲に取り込んだスタイルです。

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おわりに

ざっくりとジャズのベースに触れてきましたが、ジャズに触れたことのない方にとってはベースの可能性を大いに感じさせるものだったんじゃないかと思います。

音楽の可能性は無限大です。 固定概念で自分から可能性を狭めるような真似はしたくないものです。

あと、ジャズは上級者向けの音楽だって敬遠せず、じゃんじゃん聞いてみてください。 Apple Musicにすっごいいっぱいありますんで。

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エスペランサ

エスペランサ

*1:アルコ(弓弾き)で演奏する場合もあります