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ジャズを聞くきっかけとなったギタリスト「ウェス・モンゴメリー」

トピック「好きなギタリスト」について

photo by Wolfgang Wildner

甘いギターの音色を奏でるジャズギタリスト、ウェス・モンゴメリー。 その音色は「音楽に酔いしれる」という言葉を用いるにふさわしいものです。

私がウェスのギターを聞いた時、その音は「ギターでこういう音を出したいなぁ」と初めてウェスを聞いた私にそう思わせるぐらいのインパクトが有りました。 それと同時に、私はジャズというジャンルの音楽を知り、ジャズを聴きこむようになりました。

ウェスの音は時代を経ても、録音された音源であっても、何ら魅力を損なわない力強さがあります。

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人物像

ウェス・モンゴメリーはジャズ界はおろか、音楽界にも多大な影響を与えたギタリストの一人です。

そんなウェスですが、メジャーデビューを果たしたのは1959年、36歳の時です。 キャノンボール・アダレイによって才能を見出されたウェスは、そのままリバーサイド・レコードと契約します。 この時、ウェスは「これからはギターを弾くことを仕事にできる」と確信したといいます。

それまでのウェスは7時から15時まで溶接工の仕事、19時から翌朝5時まで演奏の仕事というハードな生活を送っていました。 この生活はウェスの寿命を縮める一因となっていたことでしょう。 ウェスは1968年、45歳の若さで亡くなってしまいました。

さて、この時代のミュージシャンからは切っても切り離せないものにドラッグがあります。 日々の創作に対するストレスからか、多くのミュージシャンがドラックに溺れ、その命を落としていきました。 ですが、ウェスはドラッグはおろか、酒にも女性にも溺れず、毎晩家に電話していたというエピソードが残っています。 このことから、ウェスは「モンゴメリー牧師」などと呼ばれていたそうです。

ウェス・モンゴメリーの曲

Full House

ウェス・モンゴメリーの代表作の1つ。サックスとのバトルは必聴。

The Incredible Jazz Guitar

ウェスの人気を高めた1作。様々なジャンルを網羅し取り入れたアルバム。

Smokin' at the Half Note

ウィントン・ケリー・トリオとのアルバム。これをウェスの最高傑作と評するファンも多い。

Road Song

ウェスの遺作となったアルバム。このアルバムの録音から1月後、ウェスは他界する。

オクターブ奏法

オクターブ奏法とはウェス・モンゴメリーを形容する奏法の1つで、1オクターブ離れた2つの音を同時に弾く奏法です。

参考になる動画があったので、どんな音が出るかはコレを見てもらえばと思います。

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ウェスはこの奏法をピックを使わずに親指でピッキングしていたといいます。 親指でピッキングすることによって、ピックを用いるよりもよりまろやかな音を奏でられます。

なぜウェスが親指でピッキングしていたかというと、練習が深夜になることが多かったウェスが、近所迷惑にならないように小さな音で練習をするために親指でピッキングしていたのがきっかけだったようです。

ウェス・モンゴメリーのギター

ウェス・モンゴメリーが最も愛用していたギターと言えばGibson L-5 CESでしょう。

L-5 CESはフルアコースティックギターと呼ばれるエレキギターで、アコースティックギターのようにボディ内部は空洞になっています。 ピックアップは弦の振動の他にボディの振動や共鳴を拾うためか、暖かくて柔らかい音が出るのが特徴です。

Gibsonと言えばロックバンドがよく使っているレスポールを思い浮かべる人が多いでしょうが、こういうギターも作っているのです。

最後に

この記事を書くにあたって、改めてウェス・モンゴメリーを調べることとなりました。 特に、人物像の部分は全く知らなかったので、ウェスがいかに厳しい環境の中で己を磨き上げていたことが知れてよかったです。

音楽に携わる上では音楽を聞くことも作ることも大事ではあると思いますが、過去の偉人について知ることもまた、音楽に対する造詣を深めることにつながると思います。

これを気に、他の音楽家についても興味を持ってみるのも面白いかもですね。