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ダメ絶対音感を持っている人は絶対音感を身につけられる

photo by Viola's visions

ダメ絶対音感。それはアニソンやアニメ、吹き替えの声を聞いた瞬間に声優を言い当てられる能力のことだ。
元ネタは「かってに改蔵」の188話。

www49.atwiki.jp

生活の役に立たないどころか害をなすなどど散々な言われようだ。
だが、ダメ絶対音感の持ち主には絶対音感の素養があると言ったら、なんだか希望が湧いてくる話ではなかろうか。

ダメ絶対音感の持ち主は耳がいい

ダメ絶対音感とは人の声を判別する能力に長けているということでもある。
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンなどの大雑把な分析ではなく、更に細かく声の違いを聞き分けているということだ。
それだけでなく、発音の癖や息遣いすらも聞き分けた上で中の人を特定しているとも言える。

こうやって列挙してみると、ダメ絶対音感の凄さがわかってくる。

ダメ絶対音感もまた訓練の賜物

そもそも、絶対音感とはどうやって手に入れるものなのだろうか。

一般的に言われている絶対音感とは、基準音なしに音階を判別できる能力のことで、識別範囲は12平均律(黒鍵を含めたドレミファソラシド)に限られている。
12平均律とは人工的に作られた音階であり、人が生まれたときから身につけられるものではない。
12平均律の音階をひらすら体に叩き込んで、絶対的な基準を作らなければ身につくことはない。
つまり、訓練を積むことで後天的に身につける能力だ。

ダメ絶対音感もまたこういった訓練を積んでこそ身につけられる能力だ。
ひたすら声優の声をイップットし、声優のデータベースを脳内に構築する過酷な訓練が必要になる。
そういうたゆまぬ努力を積んでこそ身につけられる能力、それがダメ絶対音感なのだ。

飯食って、アニメ観る、寝るッ!
なんだ、オタクが毎日やっていることじゃないか(呆れ)

絶対音感を身につけたところでどうにかなるものでもない

ダメ絶対音感の持ち主は絶対音感を身につけるトレーニングを積むことで、1年ぐらいでそれなりの絶対音感を手に入れることができることだろう。
ただし、音階を判別するトレーニングはアニメを観ることに比べるとはるかに退屈で、辛い。

さて、苦労の果てに絶対音感を身につけたとて、なんの役に立つものでもない。
ヴァイオリンなどの作音楽器を演奏するのでなければ、絶対音感が役に立つことなどそうそうあるものではない。
音楽に携わっていなければ、飲み会の一発芸ぐらいでしか使えない。
生活のありとあらゆる音に音階をつけられたとして、それがストレスとなることだってある。

絶対音感ダメ絶対音感も、生活の役に立たないどころか害をなすという点ではそう大差ないのである。

続き

tora-sub.hatenablog.jp

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